【ひとり旅3】出張ついでに異国文化の地、長崎を旅行してみる(その7:カスドースと佐世保バーガー編)
前回の記事はこちら。
長崎の旅も今日で終わりだ。
出張ついでの旅行なので、会社へのお土産も少しは買っていかねばならない。
長崎といえばカステラだが、あまりにもありきたりで無難だ。
しかも個包装のものは高級品で金額もかさむ。
他に長崎らしくて絶妙にインパクトのあるお土産はないだろうか・・・
滞在中に調査に調査を重ねたところ、「カスドース」というお菓子を見つけた。
「カスドース」・・・。
カスはカステラのカスらしい。ドースは謎だ。
簡単に言えば、カステラのフレンチトーストで、カステラを卵につけて揚げてつくるようだ。
こんなにもロックなお菓子が長崎にあったなんて。ぜひ食べてみたい。
しかし、長崎駅で売店を探してもそんなものは一切見当たらない。
あまり出回らない商品なのだろうか?
調べたところ、佐世保の土産品店で取り扱いしているらしい。
過去にテレビなんかで散々飯テロされてきた佐世保バーガーを食べる絶好の機会である。
帰りの新幹線の時間を変更してから、早速佐世保へと向かった。
日本地図のさきっぽなので距離感がわかっていなかったが、長崎から佐世保までは電車で2時間程度かかるようだ。
頭の中は佐世保バーガーへの期待でいっぱいだ。
甘ったるそうな謎のお菓子のことなどどうでもよい。とにかく佐世保バーガーを口いっぱい頬張りたい。
長い長い電車移動が終わり、佐世保駅に到着。
時間はちょうど昼時、有名な佐世保バーガー屋さんへ即座に直行する。
できれば店内で食べたかったが、中年近い男性がひとりで、という雰囲気ではなかったのでテイクアウトして近くの公園へ。
川沿いの公園。小雨も降ってるし(一応屋根はある)カラスも続々と寄ってきたが、初めての佐世保バーガーへの期待感で胸はいっぱいだ。
パティは薄めだがプリプリした卵と折りたたまれたベーコンが眩しい。
食べると、確かに美味しい。
何かの具材が秀でているわけではなく、一個のハンバーガーとして完璧なバランスが保たれている感じ。
初めて食べるのに懐かしい味がするのが不思議だ。
腹も満たされ、雨降る公園にひとりという状況が身にしみ始めてきたところでカスドースを買いに行く。
土産屋は佐世保のアーケード内にあり、無事に目的のものを買うことができた。
これにてこの旅のアクションアイテムはすべて完了である。
初めて訪れる場所、見るもの、食べるものが多くて楽しかったけど、総評すると「まぁこんなものかな…」。
この冷めた感じがひとり旅の醍醐味だと思います。たぶん。いや違うかも…
次はどこへ行こうかなぁ。