【ひとり旅4】筑波山登山のついでに茨城の至高の旅館で一泊する話(その2:筑波山登山編)
前回の記事はこちら。
筑波山登山。
準備をして登山靴を履いて登山口へ向かう。
時間は9:30。思っていたより遅くなってしまった。
登山靴はソールが硬いのでアスファルトの道を歩くのは大変苦痛だ。
天気は曇り空だが、その分ジメジメして暑い。ただでさえ重い体がより重く感じる。
自分が言うのもなんだが真夏の低山登山というのはなかなか常軌を逸した行為だと思う。
来なきゃよかった・・・
山登りの直前というのはネガティブな思考が次々と湧いてくる。
ルートはいくつかあるが今回は御幸ヶ原コースで登る。
帰りは余裕があったら別のコースで帰ってこようかな。
筑波山神社を素通りして山道へ。
こういった山とセットになっている神社仏閣は下山後にお参りすることにしている。
登山の安全を祈るとなんだか損した気になるからだ。
仕事とか健康とかそっちのほうにご利益を回したい。
登山道に入ると昨日雨が降ったせいか上から水が流れている。
一応登山靴は撥水性性があるので問題ないが、スニーカーだったら即Uターンだっただろう。
滑りそうで怖いが水の音が涼しげで結構楽しい。
少し登ると霧がかかってちょっといい雰囲気になった。
正直、蒸し暑くて汗がダラダラ出てそれどころではない。
この時期に来たことをすでにだいぶ後悔している。
この山には珍しいことにケーブルカーが通っていて登山道のすぐ脇を通る。
高度文明の時代に自らの足で山に登る愚か者をあざ笑うかのように、ワイヤーがキュルキュルと唸っている。
途中パラパラと雨が降り出していよいよ帰ろうかとも思ったが、登っていると青空が見えだした。
晴れると更に暑くなる。高い山ではないので登っても涼しくはならない。
登山自体久しぶりで足も痛いし、そろそろ勘弁してくれと思いだしたところで山頂に着いた。
下を見ると雲が厚く雲海っぽくなっている。
先ほどまで負の感情に押しつぶされそうだったが景色を見ると途端に生きる希望が湧く。
こちら側は雲が薄く田んぼと街が見える。
非常に夏らしい風景だ。
正確にはここは山頂ではなく、10分ほど更に登ると男体山の山頂がある。
せっかくなので行ってみたが景色は大して変わらなかった。
そのつもりはなかったがメニューをみてたら食べたくなってしまったのでけんちんうどんをポチり。
おにぎりはセブンのおにぎりセット。
当然美味しいよね。
うどんは太めの麺でGood。コシの少ない田舎風うどんでたまらない。
汗をかいたあとの濃いめの味付けもね。
何よりクーラーが効いた涼しい空間が最高だ。
食べ終わってからも椅子に座ったまま少し休憩。
このクソ暑い中また歩いて下るのか・・・。
・・・。
言い訳はしません。
そういうことです。
次回に続きます。