【ひとり旅3】出張ついでに異国文化の地、長崎を旅行してみる(その3:軍艦島編)
前回の記事はこちら。
はじめて訪れた佐賀の朝。
今日は朝から長崎へ向かう。
平日なので駅には通勤通学の人が多い。
7:12発の特急かもめで長崎へ向かう。
乗車時間は1時間20分ほど。
思っていたよりも遠い。というか長崎がでかい。
ホテルに無料朝食もあったが、時間もそれほどなかったし何となく車内で食べたかったのでサンドイッチ。
この内容なら見せなくともよいと思われるかもしれないが、貴重な旅中の一食、出し惜しみせずお届けする。
マウントレーニアがボッチ感を増して心地よい。
車内はJR九州らしく近未来なデザイン。
乗車口も何色とは表現できない照明で照らされている。
まるで花魁の化粧台だ(想像)。
よくみると目の前は海で、長崎の端っこまで来ていることがわかる。
そしてがっつり曇り空ということもわかる。
ぼっとしていたら長崎に到着。
さて、なぜわざわざ早い時間の電車で長崎まで来たのかというと、軍艦島に行くためである。
何年か前に観光で上陸できるようになり、世界遺産にもなった炭鉱の島。
正式名称は端島。
一度は行ってみたいと思っていたし、少しでも建物が残っている今のうちに行こうと思い立ったのだ。
もちろんツアーでないと参加できないので、数日前に10時発の便を予約した。
路面電車に乗って出島に向かう。
あの出島だ。教科書で散々みたやつである。
ということは近くに港がある。長崎港。
ここからツアーが出ている。
おお港だ。
向かいには重々しいクレーン。三菱重工の敷地らしい。
せっせと船をつくっているのだろう。
ツアー会社の事務所に付き、チェックインして船に搭乗する。
ツアー料金4000円のほか、上陸料300円がかかる。
上陸できなければ300円は返してくれるらしい。
ここ2日ほど波の状況が悪く運休していたようで、シフトした乗船客で満員だ。
ゆうに100人を超えている。
窮屈だが、まぁ当時もこんな詰め詰めの状態で島へ向かったのだろう。
今はよく知らないが、当時の軍艦島は三菱重工の島だ。
ツアーの間もチョイチョイ三菱の施設の紹介が入る。
いやぁでかい。造船に興味はないけど、大きいものをつくるのはすごいことだと思う。
ガイドさんの指示にしたがってキョロキョロしていると、ついに軍艦島が現れた。
おぉ軍艦島だ軍艦島だ。まさにあの軍艦島である。
船内は活気が湧いて撮影大会が始まるが、iPhoneの私はおとなしく席に座って人の合間から撮ることにする。
上の写真、左側の大きな窓の建物は学校だったらしい。
これには写っていないが、右の緑色の建物。この隣に写真集などで有名なX形の階段がある。
一応写真に収めたが雰囲気もへったくれもない写真なので載せるのはやめよう。
せまい島の上に並び連なった無機質な建物群。
これはやはり間近で見る価値が十分にある。
今日は波も穏やかで島に上陸できるようだ。
次回に続きます。