【ひとり旅2】関東最東端!銚子のホテルでひとり漁師料理を堪能する(その2:銚子とホテル編)
前回の記事はこちら。
関東の最東端「銚子」にやってきた。
駅を出ると広いメインストリートが伸びている。その先は利根川の河口でほぼ海だ。
潮の匂いもする気がする。
駅のすぐそばにはファミマもマックもあってだいぶ利便性に優れている。
少し歩くとピザーラも見つけた。そういえば総武本線の沿線でもピザデリの店を何件か目にしたし、関東圏はピザ宅配の文化が根強いのだろうな。
それ以外の感想は特になく、8分ほど歩いて銚子駅に戻ってきた。
ここから銚子電鉄に乗って今日の宿へと向かう。
銚子電鉄の駅舎が近くにあるのかと思っていたが、辺りを見回してもそれらしき建物はない。
JRホームの奥に銚電のホームがあるようだ。銚電利用者はJR駅員に声をかけて改札を通るようにとの指示が掲示してある。
指示に従って2番ホームの奥へ向かうと、ベージュと朱色のツートンカラーでいかにもレトロな車両が停まっている。
なるほど、こういう感じね。
ホームに券売機もない。車内で精算するようだ。
こういう車両特有のガッコンッ!という轟音でドアーが閉まり、発車する。揺れも大きい。
銚子から終点の外川までは10駅20分の道のりらしい。
私は途中の海鹿島で降りる。これで「あしかじま」と読むらしい。女性の車掌さんが精算に来る前にとっさに調べた。
車両もすごいが次々と停車する駅舎も古さを上手く残している。これを維持するのは大変だろうな。
そんなことを考えているとすぐ海鹿島駅に着いた。
絵に描いたような無人駅だ。古めかしい駅看板がいい味を出している。
ここから本日の宿「大徳ホテル」までは歩いて7,8分というところ。周りは住宅地というか、古いアパートや借家と思われる小さな家が多い。
昔は大勢の漁師さんが地方から来て暮らしていたのかな。
坂を下ると、潮の匂いが一段と強くなり、海が見えた。
夏は海水浴もできそうな小さな海岸線。その目の前に大徳ホテルがある。
外観は古い。
事前にGoogle Mapの写真で見ていたので、特に驚きはない。
「ホテル」と名乗っているのだから、誰がなんと言おうとホテルだ。
ホテルも旅館も民宿も、厳密な定義は知らないので文句の付けようがない。そもそも文句を付ける必要がない。
うん、そうだそうだ。一呼吸おいて玄関をくぐる。
入った瞬間、女将さん方にとても温かく出迎えていただいた。
絵に描いたようなと言ったら失礼だが、旅館で連想する手厚い歓迎のアレである。
自分のテンションとの差に少し笑いそうになってしまった。すなわち照れ笑い。
照れ笑いしてしまうということは自らの精神が未熟ということだ。
早く何事にも動じない大人になりたい。
そそくさと記帳して仲居さん(?)に部屋に案内してもらう。
この仲居さんも感じがいい人だ。
恐らく、本日正式な客は私一人のようだ。
玄関の歓迎一覧には私ともう1グループ記載されていたが、ずっとそれらしき姿は見えかった。
もしかすると、私が気を使わないように配慮してくれたのかもしれない。
お茶を淹れてもらいながら仲居さんに伺うと、今日は日曜日なので空いてるが、土曜日やGWは予約で一杯らしい。
いつも家族連れが多いが、一人の客も多いとのこと。若い女性が一人というのもよくあるという。
部屋はというと、素晴らしいオーシャンビューだ。
2階の角部屋で窓が2方向に付いていて明るい。畳に座っても海が見渡せるとは恐れ入った。
お茶を飲んで一息ついたところで、海辺の散歩にでも行こうかな。
次回に続きます。