ひまつぶしのひとり旅

ひまつぶしでひとり旅してます。

【ひとり旅2】関東最東端!銚子のホテルでひとり漁師料理を堪能する(その1:駅弁編)

今回のひとり旅、目的地は千葉県銚子だ。

 GWの前週、月曜日に有給をとって、日・月の1泊2日。
11:23浜松発のこだまに乗り込んで出発した。

朝食を食べていなかったので、浜松を出てすぐにキヨスクで買ったサンドイッチを食べる。
このひとくちサイズのがたくさん入ったタイプがなぜか昔から好きだ。旅行に来た感じがする。

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4種を2巡できるサンドイッチ。1巡目を食べてる間「まだ2巡目がある」と思えるのが幸せ。


私がひとり旅の計画を立てる際は、基本的に観光には興味が無いので、食か、宿か、乗り物かのどれかに主軸を置くことになる。
今回は「宿」が目的。
ビジネスホテルであれば全く問題ないが、いわゆる観光地にあるような温泉旅館やホテルに一人で止まるというのは少々勇気がいるものだ。
ひとり旅人口が増えてきた昨今、以前よりはマシなのかもしれないが、そういう場所に一人というのはやはり違和感を感じてしまう。
ホテル側も二人部屋に一人というのは収益率も下がるし、よくは思わないだろう。
しかし、ひとりものとしても人並みに温泉に浸かって美味しい料理を堪能したい。

その救世主が「ひとり旅プラン」である。
わざわざそういうプランを設定するということは、少なくとも「一人客に対してそこまで嫌悪感はもっていない」というホテル側の姿勢が伺える。
誘いにまんまとのって「うわぁ…ホントに一人で来たよコイツ…」と思われる可能性は捨てきれないが、そこは口コミなんかを判断材料にしてあとは運否天賦に任せるしかない。

いつもじゃらんで宿を予約しているが、じゃらんはひとり旅プランがある宿に絞って検索をかけられるので重宝している。
今回は千葉県の「大徳ホテル」に決めた。それがどうやら銚子にあるようなのである。
銚子といえば「孤独のグルメ」で五郎さんがサーファー定食を食べたのがその辺りではなかったか。
漁師料理。五郎さんも秋刀魚のなめろうか何かを美味しそうに頬張っていた。
なんと口コミを見ると大徳ホテルは漁師料理がウリのようである。評価も4.4と高い。
ゴロー教信者としては、ぜひとも教祖に倣って同じ地で漁師料理を堪能したい。
そんなわけで銚子を目的地としたのである。
ちなみに、宿が目的と言っておきながら予約したのは出発の前日である。

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新幹線から望む富士山(笠オプション)

静岡駅を過ぎて富士山が見える。今日は笠雲だ。
浜松に住んでいると普段富士山など見えないが、なんとなく思い入れは深い。
このきれいな山が日本で一番高いというのもなかなかすごい。富士山を見るといつもそんなことを考える。
時代が違えば熱心な富士山信仰者になっていただろう。ゴロー教との掛け持ちは可能だろうか。

実は今回、目的地を千葉県にしようというのは前々から決めていた。
おそらく千葉に旅行に行くというのは人生通して初めてだ。
どうしても関東圏は旅行先の候補に最初から入らないことが多い。しかし、浜松からの距離や交通の便を考えると積極的に開拓すべき場所だと最近になって思えてきた。
今回は銚子ということで房総半島の付け根だし、最初の一歩としては最適ではなかろうか。

13:16に東京駅着。ここから13:40発の特急しおさいで銚子に向かう。
初めて乗るが「しおさい」はなかなか独創的な車両だ。座席の色は藍と黒、車内もグレーが基調でなぜだかサイバーパンクな印象を受ける
独特な匂いもあるが臭いわけではない。

東京を出ると少し地下を走る。
電車が地上に出て錦糸町を過ぎたあたりで、東京駅で買った「こぼれイクラとろサーモンハラス焼き弁当」を食べる。
いかにもな見た目だが100%うまいやつだ。
脂ののったハラスとイクラ、背徳感がありビールがすすむ。

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ハラスとイクラの駅弁。いつもありがとうプリン体


千葉駅を過ぎると急に田んぼや畑が姿を現し、10分も走ると田舎風の風景となる。
なるほどこれが千葉か…。
閉店したコンビニのテナント、色あせた看板の西松屋…段々と親近感が湧いてきた。
まぁたぶん、千葉で栄えているのはもう少し房総半島の内陸側なのだろう。
それまで晴天だった空もなぜか雲に覆われたが、これはたまたまかな。

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銚子へ向かう。田舎寄りの都会か、都会寄りの田舎か。

しばらく揺られて15:28に銚子着。
ここから銚子電鉄で宿に最寄りの駅まで向かう。
25分ほど余裕があるので、少し銚子駅前を散策しようかな。

 

その2に続きます。